交換留学について

交換留学について

交換留学についての情報は以下よりご覧いただけます。

交換留学とは?

海外の大学との協定に基づいて協定校から学生を受け入れると同時に、本学学生を学籍上「在学」の扱いで協定校に派遣する制度です。派遣学生には本学から留学援助金が助成され、留学先大学での授業料も免除されます。また、留学先大学で履修した授業科目は本学の授業科目として単位認定されます。留学手続は本学を通じて行います。

〇留学の目的

一般に「留学」と言えば、長期の留学から短期の海外研修、語学留学、ホームステイまでその形態や種類は多様です。しかし、留学には様々な条件や制約が伴うため、海外への漠然とした憧れや脱出願望、現実からの逃避が目的では留学の成功はあり得ません。本学の交換留学制度は協定校の学部または大学院で、主に専門科目の知識修得を目的とするもので、単なる語学留学とは異なります。留学を考える際にはまず、何を学ぶために留学するのか目的意識を明確にする必要があります。現在の勉学状況を踏まえ、留学先大学の情報収集と十分な下調べを行い、今後の展望や留学後の目標を明確にした上で、将来計画の中で留学へ向けての準備を進めてください。もちろん保証人(父母等)とは十分に話し合い、理解を得ておかなければなりません。

〇留学費用の準備

協定に基づき、授業料については、福岡大学に通常通り納入すれば留学先大学へ納入する必要はありません(語学研修コースに入る場合は授業料が個人負担となる場合があります)。その他、留学に係る経費(渡航旅費、住居費、生活費など)は自己負担となります。留学先でのアルバイトは禁止されていますので、留学前に十分な費用を準備しておくことが重要です。留学先大学の申請やビザ取得の申請書類、財政証明書を求められるなど、経済的に不安がないことが海外留学の必須条件となっています。留学費用は、留学先の国・地域、為替相場、留学先の国・地域、各自の生活スタイルによって大きく異なるので、留学を計画する段階で調べ、十分な費用を準備しておきましょう。なお、交換留学生は、海外での安全確保のために、海外旅行保険(クレジットカード付帯型を除く)(約20万円)留学生危機管理サービス(約4万円)への加入が必須条件となっています。

〇語学力と専門分野での知識

授業は留学先の母国語で行われます。留学先では本学で専攻している分野に関連のある科目を受講することになるため、当然、その内容を理解し、討論できるだけの語学力と専門分野の知識が要求されます。留学先で成績をおさめるには十分な語学力と学力が必要であり、留学前から系統だった学習計画を立てて語学力の向上と知識の修得に励んでください。
留学先大学で語学力が不足であると判断された場合には、語学研修コースに入ることになりますが、真剣に語学力の向上を図らなければ、自分の専門分野の学部に所属できず(専門科目の履修ができず)、留学期間が語学学習だけに終わってしまう可能性もあります。そうなれば、帰国後、本学で認定される単位数が極端に少ない、もしくは全くないということになり、卒業単位数を満たさず留年せざるを得ない事態も生じますので、十分留意の上、勉学に励んでください。

〇異文化への適応力

インターネットの普及により外国との距離は一層縮まり、外国の情報は瞬時に入手できる時代です。外国の状況を自分なりに理解しているつもりでも、現実にそこに行ってみると日本とは大きく異なる生活環境があります。ほとんどの人が文化・習慣、言語の違いによるカルチャーショック体験することでしょう。これを克服して異文化に適応していくためには十分な予備知識を身につけておくとともに、異国の地での生活に耐えうる精神力と体力が必要です。

〇渡航準備

海外の大学に留学する場合、パスポートや留学ビザを取得する必要があり、申請手続きは各自で責任を持って行っていただきます。渡航先によって、申請方法や規定が異なりますので、各国大使館のホームページ等で最新情報を収集し、余裕を持って申請するようにしてください。
その他にも、航空券の手配、宿舎の確認、荷物の送付、海外旅行保険の加入等、細かい準備を慎重に行いましょう。また教務二課・教務三課で履修状況について問題がないか事前に相談しておくと良いでしょう。

国際センター事務室では、過去に各協定先大学に交換留学した学生の留学報告書を閲覧することができますので、ぜひご活用ください!