福岡大学では、学部留学生のために経済面や学習面、生活面で支援を行っています。
経済的支援
福岡大学では、学業成績が優れ、意欲をもって勉学にのぞむ学部留学生のために次のような経済的な支援を行っています。
1. 福岡大学私費外国人留学生授業料減免制度 |
①対象年次:1年次~4年次(医学部医学科・薬学部は1年次~6年次) ②内容:学費等納入金のうち、授業料の30%を減免(成績優秀者については20%追加減免) ③選考について:出席状況、学業成績、経済状況などを考慮のうえ、対象者を決定します。
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2. 福岡大学私費外国人留学生奨学金 |
①給付対象年次:1年次~4年次(医学部医学科・薬学部は1年次~6年次) ②給付金額:月額20,000円 ③給付期間:1年間 ④給付人数:25人 (1年次生15人以内) ⑤選考について:1年次生は学部留学生入学試験の成績、2年次生以上は学業成績(GPA)に基づき、人物、経済状況など総合評価で選考します。 ⑥募集時期:5月下旬(予定)
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3. 福岡大学アジア特定地域学部留学生学修奨励費 |
①給付対象年次:1年次~4年次(医学部医学科・薬学部は1年次~6年次) ②給付対象者:東アジアを除くアジア諸国の国籍を有する者 ③給付金額:月額20,000円 ④給付期間:1年間 ⑤給付人数:10人以内 ⑥選考について:1年次生は学部留学生入学試験の成績、2年次生以上は学業成績(GPA)に基づき、人物、経済状況など総合評価で選考します。 ⑦募集時期:5月下旬(予定)
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4. 学外の各種団体奨学金 |
1.~3.の福岡大学私費外国人留学生奨学金等、福岡大学独自の経済支援のほかに、各種財団などの奨学金に大学から推薦します。学業成績、出席日数など総合的に審査を行い、推薦者を決定します。
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5. 福岡大学特待生 |
本学には学業成績ならびに日々の行いが特に優秀な学生を「特待生」として表彰する「福岡大学特待生制度」があり、学部留学生も対象となります。特待生には30万円が奨学金として授与されます。全学部から約200人が選ばれています。
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6.福岡大学朔留学生支援基金による支援金 |
①交付対象者:学部留学生および大学院留学生で在留資格「留学」を有し、2年次生以上の者。 ②交付金額:年額 100,000 円(一括交付) ③交付時期:7月下旬(予定) ④交付人数:学部留学生、大学院留学生合わせて 12人以内 ⑤選考について:前年度の成績に基づき選考します。 ⑥募集時期:募集は行いません。
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7. 医療費補助制度 |
在留資格「留学」を有している外国人留学生には国民健康保険、健康保険(各種共済組合加入者を含む)への加入が義務付けられています。
学生健康保険相互組合(入学後全員加入)へ手続をすることにより、医療費の補助を受けることができます。
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8.学生少額緊急貸付 |
緊急に経済的援助を必要とするとき、少額を無利子で貸し付ける制度です。最高3万円まで借りることができます。返済期限は3か月以内です。
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学習支援
1. 学部留学生のための「日本語」科目の開設について |
各学部の講義は、すべてが日本語で行われます。したがって、入学後も日本語能力向上のために、学部留学生のための「日本語」の講義(8単位)を開講しています。学部留学生の皆さんは、これを第二外国語として履修することができます。
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2. 科目登録などの相談会 |
新入生を対象に4月初旬に、福岡大学国際交流学生ボランティアチーム(FIT)や外国人留学生会が、科目登録などについてアドバイスを行います。
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3.日本語のサポート |
概 要:日本語および日本の生活・文化についての学びを支援します(指導言語は英語です)。 受講条件:本学在籍の留学生であること。 支援希望者は国際センター事務室へメールまたは窓口までご相談ください
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生活支援
住居について |
福岡大学では留学生向けに以下のとおり、住まいを案内しています。
(1) 留学生会館片江 キャンパスから徒歩5分にある留学生専用の宿舎です。エアコン・ベッド・冷蔵庫・コンロ・洗濯機等が備えて付けられており、Wi-Fiも無料です。また福岡に来る前に予約可能です(海外からも予約可)。詳細はこちら。
(2) 学生寮 福岡大学には指定寮(大学指定の民間経営寮)と「自修寮」(大学直営)があります。詳細はこちら。
(3) 賃貸マンション・アパート 学生部事務室別棟2階の(株)学生情報センター福岡大学店では、大学周辺のマンション、アパート、下宿などの安心安全な物件の紹介をおこなっています。自宅外通学予定の新入生、または住み替えを予定している在学生の方はぜひご利用ください。
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留学生サポーター制度 |
福岡大学の正規学生として学ぶ学部留学生に対し、日本人学生がサポーターとなり、学習面や生活面において個別の支援を行う制度です。日本での生活にまだ慣れていない学部留学生の不安を和らげ新しい環境への適応の向上を図り、大学生活に早く慣れてもらうことを目的としています。
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その他の相談窓口 |
(1)保健センター学生心理相談室 大学生活を過ごしていくうえでさまざまな悩みが生じてくると思います。保健センター学生心理相談室では修学、対人関係、心理的な悩みなどについて、専門のカウンセラー(日本人学生、留学生共通)が相談に応じます。相談内容は秘密を守ります。場所は学生部事務室棟3階にあります。事前予約制です(092-871-6631 内線2630)。
(2)保健センター健康支援室 定期健康診断の実施、病気やけがの応急処置、一般的な健康相談を行います。場所は本館北側にあります。
(3)障がい学生支援センター 関連部署や教職員等が連携し、障がいのある学生の皆さんが学生生活を送るうえで他の学生と同等の修学環境や機会を得られるよう、必要かつ適切な配慮や支援を行っています。お気軽にご相談ください。なお、相談時の個人情報は、本人の同意なく他の目的に利用することはありません。また、障がい学生支援センターでは、ボランティア学生による聴覚障がい学生へのノートテイク支援(授業中の声や音を手書きで伝える文字通訳)を行っています。ボランティアに興味のある方は、お気軽にお尋ねください。
〔相談窓口〕 障がい学生支援センター(092–871–6631 内線2672 〜2675) (学生部事務室別棟1階)
(4)福岡リーガルクリニック法律事務所 キャンパス内には法律事務所が設けられています。民事・刑事を問わずさまざまな事件について、法律相談や事務処理の依頼に対応しています。福岡大学の学生の相談には弁護士が無料で対応。架空詐欺請求や悪徳商法など学生を狙った犯罪が増加しています。全国でも珍しい、大学キャンパス内で気軽に相談できる法律事務所は、学生本人はもちろん、保護者にとっても頼もしい存在です。 ※福岡リーガルクリニックの詳細はこちら。
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行事 |
福岡大学国際センターでは、外国人留学生の皆さんを対象として次のような行事を開催、または紹介して、日本での大学生活が充実するよう応援しています。
(1)留学生向けの講演会 年1回(4月)、異文化での生活でさまざまなストレスにさらされている外国人留学生が、留学の成果をあげるためのメンタルヘルスケアの一環として講演会を実施します。講演会のテーマは「異文化ストレスとそのつきあい方」です。
(2)外国人留学生新入生歓迎会 年1回(4月)、新入生については、日本人学生や関係教職員との親睦を深める機会として懇談会を開催します。
(3)留学生研修旅行 留学生の相互の親睦をはかるとともに日本の文化、歴史を学ぶことを目的として年1回(10月)日帰りバス旅行を実施しています。ボランティアとして日本人学生も参加するため、留学生と日本人学生が交流を深める機会にもなっています。これまでの研修先は、熊本、大分、長崎などです。
(4)地域との交流 地域の小・中・高等学校などの行事(夏祭、文化祭、交流会、授業参加:ゲストティーチャー)に参加します。
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外国人留学生会(愛好会) |
留学生会は、本学の学部および大学院に在籍する外国人留学生が会員となり、会員相互の親睦と友好を深め、協力して勉学に精進し、さらに国際親善に寄与することを目的として設立された団体(愛好会)です。
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