危機管理と安全対策
危機管理と安全対策
「J-TAS」とは?
福岡大学では、留学中の安全確保のために、特定非営利活動法人 海外留学生安全対策協議会(以下、JCSOS)と契約し、派遣学生の危機管理対策のためにJCSOS Total Assistance Service:J-TASと呼ばれる留学生危機管理サービスを導入しています。
J-TASは、海外渡航中の様々なトラブルや困りごとに対して、世界各国からフリーダイヤル、もしくはLINE無料電話から、24時間365日、日本語・英語により相談することが可能で、適切なサポ-トを提供するサービスです。加入した学生の保護者も利用することができます。詳細はこちらをご確認ください。
*注意事項*
・加入費用については原則自己負担です。
・本サービスは、海外留学の危機管理を支援するサービスであり、保険ではありません。実際にかかる費用(入院、治療、検査、カウンセリングなどの医療費・緊急移送費用等)については自己負担となります。そのため、本サービスと併せて、必ず海外旅行保険への加入が必要です。
・加入対象となる学生は、渡航前までに必ず双方の加入手続きを完了させてください。
詳細については、各プログラムのオリエンテーションで説明します。
海外での防犯意識
2015年11月13日のパリ同時多発事件以降、今なお、ヨーロッパを始め各国で頻発しているISIL(イラクとレバントのイスラム国)を始めとする武装組織によるテロ行為、そして緊張が続く日中、日韓関係等、各国の治安情勢は改善の兆しが見えない状況となっています。
このように、不穏な世界情勢が続く中、比較的平和で治安の良い国、日本に住み、平和慣れしている皆さんの中には、「安全であること」について改めて考えている人も多いのではないでしょうか? 一般犯罪の面においても、海外における治安情勢は日本の比ではありません。 特に窃盗事件(空き巣、置き引き、スリ)、レイプ、暴行、傷害事件等、渡航先で邦人が被害に遭う事件も起きているため、日本にいる時以上に防犯意識を強く持つことが大切です。
留学は今後の人生に大きなプラスとなる絶好の機会ですし、海外で生活することは刺激的かつ冒険的です。しかし同時に少しの油断が事件・事故につながることも忘れてはいけません。留学に大切なことは、日本ではない異文化の社会で生活していることを認識し、常に自分の中に危機管理意識を持つことです。
「自分の身の安全は自分の責任で守る」という基本姿勢さえ忘れなければ、留学生活は楽しく、実りの多いものになるはずです。
安全な留学生活のためのアドバイス
国際センターでは皆さんが有意義な留学生活を継続していけるよう、協定校の担当部署と緊密な協力体制を取りながら支援を行いますが、以下は皆さん一人一人に常に心に留めておいてほしいアドバイスです。
1.「自分の身は自分で守る」が鉄則。
2.パスポート、クレジットカード、金銭など貴重品の管理は厳重に。過去の交換留学で、これらを紛失したり、盗まれた事件もあります。
3.危険な場所、人気の少ない場所、特に地元の人や大学関係者が近寄らないよう指導している場所には行かないこと。
4.どのような時にも狙われやすい格好や隙のある行動はとらないように。
5.自分の名前や住所、その他個人情報を不用意に他人に教えないように。過去に、ブログなどから個人情報が漏れていやがらせなどのトラブルに巻き込まれた事例があります。
6.いつ、どこで、何が起こっても緊急連絡が取れるよう、家族、大学関係者、身近な友人との連絡網を整備しておくこと。
参考:外務省/海外安全ウェブサイト
海外における治安状況等の最新情報は、外務省海外安全ウェブサイトより確認してください。
※世界情勢によっては、帰国勧告・帰国指示を出すことがありますが、帰国に関わる諸経費は自己負担となります。