本学において「グローバル人材育成セミナー」(福岡市主催)が開催されました

6月28日(金)に福岡市主催の「グローバル人材育成セミナー」が中央図書館の多目的ホールにおいて開催され、福岡市内の大学から51人の学生・教職員が参加しました(福岡大学からは37人)。本セミナーは「国際感覚を磨く」をテーマとし、国連人間居住計画(ハビタット)福岡本部長補佐官の星野幸代さん、独立行政法人国際協力機構(JICA)九州センターの黒住知代さんがスピーカーとして登壇されました。

星野さんは国連と国連ハビタットの紹介や、ご自身・仲間の仕事等について、黒住さんはJICAの組織概要や事業、国際協力のキャリア・働き方等について、それぞれの経験を交えながらお話をされました。星野さんは、福岡大学と福岡市が共同で研究開発した環境技術で、国連ハビタットやJICA等との連携で世界21か国に移転している「福岡方式(準好気性埋立構造)」にも触れられました。

講演後の質疑応答では、終了時間いっぱいまで学生から活発に質問が寄せられました。セミナー終了後も熱心に個別に質問する学生の姿が多く見られ、関心の高さを窺うことができました。

星野さん
黒住さん

■参加者の声

 ・今回のグローバル人材育成セミナーでは、世界で活躍する二人のスピーカーから国際協力に関わるキャリアを中心にお話を伺いました。予想以上に多様な経歴をもつ人々が活躍しており、柔軟なキャリアが築けることを知ることで、キャリアに対する理解が深まりました。また、さまざまなキャリア形成の在り方を学ぶことで自己を見つめ直し、新たな選択肢やキャリアを発見する機会となりました。大学生としての視野が広がり、大変有意義なセミナーでした。

 ・本セミナーに参加し、大変満足しました。理由は主に2つあり、黒住知代様の持つ地域貢献へのビジョンに共感したことと、星野幸代様が現地の居住環境改善のために貢献してきた柔軟な施策と緻密な都市計画から国連ハビタットの大きな存在意義を感じたためです。特に現地の限られた材料で効率的にごみを処理するために福岡方式という方法を取り入れ、既存の概念にとらわれない柔軟な考えとそれを実行する力に深く感銘を受けました。

(参考)

国連ハビタット福岡本部

JICA九州

福岡方式(準好気性埋立構造)